

角膜クロスリンキング / 円錐角膜
角膜強化術(クロスリンキング)
角膜実質内のコラーゲン線維の結合力を高め
角膜の生体力学的安定性と耐久性を強化する施術です

視力矯正術後の角膜安定性強化
LASIK・LASEKなど視力矯正術後に
相対的に弱くなった角膜組織の耐久性を補うために行います
角膜の構造的脆弱性の補強
先天的に角膜が薄い方や、
継続的な物理的摩擦(目のこすり)により
角膜変形の可能性が高い場合に行います
角膜強化術の手術ステップ
STEP 1リボフラビン(ビタミンB2)浸透
角膜実質層にリボフラビン溶液を塗布し
コラーゲン線維間に十分浸透させます
STEP 2紫外線(UVA)照射
特定波長の紫外線を照射し
浸透したリボフラビンと
角膜実質との光化学反応を引き起こします
STEP 3組織結合力の強化
反応の結果コラーゲン線維が架橋結合し
角膜の物理的強度と耐久性が向上します
角膜強化術の推奨対象
術後に起こり得る角膜拡張症を
未然に防ぎたい方
角膜切削量が多く眼圧に耐える
生体力学的強度の補強が必要な方
術後の近視退行の可能性を最小限にし
鮮明な視力を長く維持したい方
角膜が比較的薄く術後の
角膜安定性強化が必須な方
円錐角膜
非炎症性の角膜疾患で、角膜中央部が
次第に薄くなり
眼圧に耐えられず
円錐状に突出する進行性疾患です
初期には乱視や視力低下が現れ
進行すると不正乱視や角膜混濁が
生じることがあります
放置すると角膜水腫が起きたり
永久的な視力低下につながることもあるため
早期の診断と治療が重要です



円錐角膜の治療・手術方法
円錐角膜治療の核心は視力の
改善よりも
疾患の進行を抑え
角膜を安定的に維持することです

コラーゲン架橋術(CXL)
角膜コラーゲン線維の結合力を高め円錐角膜が
さらに突出・悪化するのを防ぐ
最も標準的な治療法です
角膜内リング挿入術
角膜実質内に微細なリングを挿入し
異常に変形した角膜曲率を改善して
より安定した角膜形状へ導きます
併用治療および視力矯正
疾患の進行度に応じて治療を併用し、
施術後はハードコンタクトレンズ(RGP)や強膜レンズの処方で
視力の質を改善します
円錐角膜手術の推奨対象
角膜が薄くなり突出する現象を抑制し
視力維持を目指す方
角膜地形図検査で非対称が見られる、
または円錐角膜疑いの所見を受けた方
遺伝的要因により先制的な角膜管理と
進行抑制治療が必要な方
角膜の形状変化により眼鏡やレンズでも
視力矯正が難しい方